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外部講師研修開催【精神科看護認定看護師・笹原さん】

みなかぜ病院

外部講師研修開催【精神科看護認定看護師・笹原さん】

外部講師研修開催「精神科看護認定看護師・笹原さん」を招いての実技研修
行動制限最小化に向けた取り組み
~精神科看護認定看護師・笹原智美氏を招いて実技研修を実施~

当院では「行動制限最小化委員会」主催による研修会を開催しました。
講師には、精神科看護の専門知識と豊富な実践経験をお持ちの笹原智美 氏(精神科看護認定看護師)をお迎えし、「セグフィックスによる身体拘束を安全に行う手技の習得」をテーマに、講義と実技の2部構成で研修を行いました。

◆ 1・2病棟カンファレンス参加
シリーズ3回目:行動制限最小化に向けた援助

1・2病棟の病棟カンファレンスに笹原氏が参加。
シリーズ3回目となる今回は、「行動制限最小化に向けた援助」について、現場の事例や日々の対応に即した実践的なアドバイスが行われました。

患者の尊厳や権利を守りながら、安全と治療効果を両立させる支援のあり方について、参加スタッフの間でも活発な意見交換が行われ、日常の看護ケアを見直すきっかけとなりました。

◆ 実技研修:セグフィックスを用いた身体拘束の手技習得
看護師27名が参加、2グループに分かれて演習。

看護師27名が2グループに分かれ、実際の装着・解除の方法について実技演習を実施。
「セグフィックス」を使用した四点(五点)ベルト固定(ベッド拘束)について、安全性・倫理性の観点からの指導が行われました。

◆ 研修の目的と意義
今回の実技研修は、以下のような目的をもって実施されました。
・患者の尊厳を守りつつ、安全に身体拘束を行う技術を学ぶ
・セグフィックスの装着・解除方法を正しく習得する
・倫理的・法的な観点から、身体拘束を理解する
・チームでの連携の重要性を認識する
・患者体験を通して、身体拘束による精神的・身体的影響を理解する
実際に固定される側の体験も行い、患者の視点に立つことの重要性や、行動制限に伴う心理的負担を職員自身が感じ取ることで、日々の対応に対する意識の変化が生まれる貴重な学びの時間となりました。

◆ 研修を終えて
参加者からは
「改めて身体拘束は最終手段であることを再認識した」
「自分が拘束される側を体験して、患者さんのつらさが理解できた」
「チーム全体での共有・連携の大切さを感じた」
といった振り返りの声が多く聞かれました。

今回の研修を通じて、私たち医療従事者が行動制限という行為の重みを理解し、「最小化」に向けて何ができるかを具体的に考える良い機会となりました。

今後も当院では、行動制限を必要最小限にとどめるための知識・技術・意識の向上を目的とした研修を継続的に実施し、患者中心の安全で尊厳ある医療の提供を目指してまいります。

※懇親会も開催♪
研修の内容に限らず、今後の医療について、様々な意見交換ができた有意義な懇親会でした。
笹原さん、今後も宜しくお願い致します。

外部講師研修開催【精神科看護認定看護師・笹原さん】

外部講師研修開催_講師の精神科看護認定看護師・笹原さんと懇親会